2009年11月5日木曜日

ミスの出る可能性

 速記検定2級にミス2%で合格した2級速記士の正解反訳字数は、

 2800字×0.98=2744字である。

 速記検定2級にミス2%で合格した2級速記士が10分間3500字を書いた場合、

 3500字-2744字=756字となり、ミスを756字出す可能性がある。

 よって、2級合格者が分速350字5分間1750字の高速度速記競技会に出場した場合、756字÷2=378字のミスを出すかもしれない。

 速記検定1級にミス2%で合格した1級速記士の正解反訳字数は、

 3200字×0.98=3136字である。

 速記検定1級にミス2%で合格した1級速記士が10分間3500字を書いた場合、

 3500字-3136字=364字のミスを出す可能性がある。

 よって、1級合格者が分速350字5分間1750字の高速度速記競技会に出場した場合、364字÷2=182字のミスを出すかもしれない。

 日本速記協会は、2級、1級の合格者を、2級速記士、1級速記士ということで、プロの速記士として認めている。

 しかし、2級、1級に合格したプロの速記士でも、分速350字5分間1750字の高速度速記競技会に出場した場合には、378、182といったたくさんのミスを出す可能性がある。

 日本速記協会としては、2級、1級合格者を2級速記士、1級速記士ということで優秀なプロの速記士として認めている以上、高速度速記競技会で378、182といったたくさんのミスを出したからといって、賞に値しないなどとは、言えないはずである。

 仮に、日本速記協会として、10分間3500字以上でもミス2%以内におさめなければ、優秀なプロの速記士として認めないということであれば、10分間3500字ミス2%以内を合格者とする新たな速記検定試験制度を創設しなければならない。

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