2012年10月06日 7級の新設
速記は10分間に3600字くらいまで書けるようになる。
ただし、相当な練習が必要である。
また、練習していないと力が落ちていく。
走るのと同じで、走らなければ速く走れなくなる。
ここ4日、皇居を走ったが、36分00秒、38分46秒、36分24秒、33分40秒だった。
18分で走れたのは昔の話で、練習していないとどんどんスピードが落ちていく。
今は、速く走るとか、人を追い抜くとかは考えないで、1から100までを繰り返し数えながら気楽に走るようにしている。
速記とは速く書くことである。スピードライティングのことである。
スピードタイピングは、速打ち、速タイプのことであり、速記とは違う。
パソコン直打ちではどこまで打てるのだろうか。
パソコンの入力速度には限界があり、速記には向かない。反訳向きである。
速記だと、何時間もの話を一人で書き続けることもできなくはない。
パソコンでは、人の話を瞬時に打ち込むことは無理である。
速記が書けるようになるのも大変だけれども、正しい速記法で効率よく練習すれば、ある程度は書けるようになる。
パソコン入力は何年たってもそんなに速くはならない。
ワープロを買ってから27年もたつが、入力スピードは横ばいだ。
パソコンは速く打つものではなくて、正確に打つべきものである。
これからの速記法には、濁音や半濁音や英数字もスピードを落とすことなく書き取れて、正確に読み返せることが求められている。
書いても正確に読み返すことができないような速記を書くよりは、録音を聞きながら直にパソコンに打ち込んでいく方が間違いないと考える人もいる。
したがって、書いたら正確に読み返すことができる速記法が、これからは求められる。
普通の文字同様の表現能力の高い速記法が求められている。
書けても正確な原稿にできないような速記法では、普及をさせていくことはできない。
よく共同記者会見では、新聞記者がパソコンで直打ちをしている。
会見を直打ちしてそのまま記事にして本社に送信するのだろう。
しかし、録音機もパソコンも何もない場面で力を発揮するのは速記能力である。
速記の習得にも励んでもらいたい。
2012年10月1日から、社団法人日本速記協会は、公益社団法人日本速記協会としてスタートした。
日本速記協会は、国民皆速記を旗印に公益的な活動をしてきたが、今後はより一層公益を追求していくことになる。
人が文字を書き続ける限り、速記はなくならない。
日本人には、ひらがな、カタカナという強い味方がある。
現在の日本人の速記文字と言えばひらがな、カタカナ、英数字だろう。
速記文字を覚えている人は少ない。
だから、ひらがな、カタカナでも書き取れる速記検定試験の級も必要だと思う。
分速80字の下に、分速60字、40字、20字があれば理想的である。
取りあえずは速記能力検定試験に分速40字5分間の7級を新設してみてはどうだろうか。
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