少子高齢化の原因
録音、録画があれば速記を書く必要はない、速記者を育てる必要もないという考え方は、カラオケがあれば楽器を演奏できる必要はない、車があれば歩く必要も走る必要もないというような考え方に似ている。
こういう人間の能力をばかにした考え方が今日の少子高齢化を招いているのではないだろうか。
電子ピアノには楽譜認識機能がある。ピアノが自動でピアノの演奏をしたりするのを見ると、もうピアノの練習をしなくてもよいのではないかと錯覚してしまう。
実際には、速記は書けた方がよいし、ギターやピアノは弾けた方がよいし、歩くことも走ることも生きていく上で必要である。
むしろ、きちんと速記が書ける人、きちんとギターやピアノが弾ける人、きちんと歩いたり走ったりできる人を育てていかなければなりません。
人間そのものの能力を高めるところが学校です。
電卓があるから数学の勉強はしなくてもよい、パソコンが自動的に翻訳してくれるから英語の勉強をする必要はないというふうになりますと、機械の発達に比例して人間の無能化がどんどん促進されることになります。
少子高齢化の真の原因は、機械化が進んで人間を必要としなくなってしまったと錯覚してしまったところにあるのではないでしょうか。
川へ行って洗濯をしてくれる子供、藁や柴で風呂をたいてくれる子供、井戸の水を運んできてくれる子供、田植や草刈や稲刈を手伝ってくれる子供が必要だから、一生懸命親は子供を育てた。
今は、洗濯も風呂たきもボタン1つ。田植機や稲刈機もある。稲の自動乾燥機もある。菰や莚を広げて籾を太陽で干すことも少なくなった。灯油やガスを使うから、松笠を拾ってきたり柴刈に行ったり薪割をする必要もない。
お金さえあれば子供がいなくても何とかなると思ってしまって一生懸命子供を育てようとしなくなったのではないだろうか。
しかも、高学歴化が進んで、役に立たない上に金がかかる。
しかし、実際はそうではない。
きちんと子供を育てていかないと生活が続いていかない。
子供手当を出せば即子供が増えるとは思えない。
しかし、プラスにはなると思います。
義務教育の無料化は今までどおり続けていくべきだと思います。
高校、大学も、志や能力があれば誰もが行けるようにすべきだと思います。
そして、人間の能力の見直しと尊重が必要ではないかと思います。
第72回速記懇談会
第72回速記懇談会のお知らせ
速記に関心を持つ同好の士が集まり、速記、日本語、ワープロ、パソコ
ン、各種記録システム等について自由な雰囲気で語り合う会を催しており
ます。
参加・傍聴は自由にできますので、多数ご参加ください。
時 2010年2月7日(日)午後2時00分~5時00分
(午前10時から新事業企画推進委員会など日速協関係の会合を、
午後0時半~2時までは、みんなの速記推進委員会の会合を予定
しております。こちらも参加・傍聴していただけます)
場所 イシカワビル4階、(株)ワードワープ会議室
(大阪市北区天神橋3丁目3-3)
地下鉄谷町線・堺筋線「南森町」及び
JR東西線「大阪天満宮」下車北へ徒歩5分
【地図】 http://kunitan.fc2web.com/index.html/C3_1.htm#2
参加費 会場費、資料作成費等として実費をご負担いただきます。
(2,500円程度になるかと思いますが、未定です)
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第72回テーマ
1.速記関係図書の受け入れ 兼子次生
最近、速記関係図書寄贈のお申し出が続いています。その受け入れに
ついて検討したいと思います。
2.日本における速記教育の現状
アジア漢字文化圏における手書き速記 兼子次生
昨年8月のインテルステノ北京大会での講演の報告です。
3.MDの録音データの処理 加古修一
MDの録音データをパソコンで再生する方法をおさらいしたいと思い
ます。
4.「似たものどうし-補足その12」(資料配付) 加古修一
5.「気象通報の速記法」 中村佳史
気象通報は20分程度ですので、書いているところを皆さんにお見せし
てもいいかなと思います。
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資料準備の都合がありますので、ご出席いただける方は2月4日(木曜
日)までにご連絡をお願いいたします。お問い合わせ、参加申し込みは、
〒476-0011 東海市富木島町北島17 加古修一まで
TEL 052-603-4086 FAX 052-601-6343 E-Mail YQB02710@nifty.com
ここ数回、当日参加はできないけれども、会合の内容を知りたいという
方に対しての不在参加のお取り扱いを中止してまいりましたが、復活した
いと思います。今後は、やり取りについてはデジタル音声を、資料につい
てはPDFなどを、宅ふぁいる便を使って送るようにしたいと思います。
不在参加費用は2,500円程度としたいと思いますが、未定です。会合の内
容について関心のある方はお申し出ください。
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