2014年6月12日木曜日

2014年06月13日の速記問答

【2014年06月13日の速記問答】

【問】

 速記を習得したあなたへ質問

 速記を習得したく思い、様々なサイトを見てきました。

 とても難しく、

 習得にはかなりの年月と根気が必要だと感じました。

 私には速記の習得はとても無理です。

【答】

 HP「速記の書き方」はご覧になりましたか。

 閲覧回数が9万8千回を超えました。

 あともう少しで閲覧回数が10万回になります。

 ぜひ見てみてください。

 速記は、直線、円弧、楕円弧などを使って、速く書き取るものです。

 速記の基本文字

(1)ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

(2)0123456789、10、100、1000、万、億、兆

(3)あいうえお、はひふへほ、ばびぶべぼ、ぱぴぷぺぽ

(4)北北東、北東、東北東、東、東南東、南東、南南東、南

(5)きゃ、きゅ、きょ、きゃあ、きゅう、きょう、ぎゃ、ぎゅ、ぎょ、ぎゃあ、ぎゅう、ぎょう

 これらの文字、音に対応する速記文字を、まず覚えてください。

 日ごろ誰でも使っている文字や音に対応する速記文字を覚えれば、速記は書けるようになります。

 この基本のマスターこそ、速記習得にとって一番大切なことだと考えています。

 基本的な速記の書き方が理解できれば、あとはご自分のペースで練習してください。

 基本文字だけなら、1日あれば覚えることができます。

 もちろん、すらすらと速記文字が書けるようになるためには、それなりの練習が必要です。

 速記は、教えやすく、覚えやすく、書きやすく、読みやすく、間違いが少ないことが大切です。

 運筆に無理がなく、一筆で流れるように、美しく楽に書ける速記法が正しい速記法です。

 飛んだり跳ねたりとか、省略法を駆使するような速記法は、感心しません。

 デリケート過ぎたり、運筆に無理がある速記法も、感心しません。

 そういう速記法は、覚えるのも書くのも読むのも、骨が折れます。

 基本文字と基本的な書き方と頻度の高い省略文字だけで3級に合格できる速記法が正しい速記法です。

 筆記用具はシャープペンシルかボールペン、

 速記用紙には、A4のコピー用紙が便利です。

 コピー用紙をクリップではさんで練習してください。

 コピー用紙は、どこでも入手ができて、裏表ともに書けるので、とても経済的です。

 速記の練習のために必要なのは、筆記具の用意だけです。

 あとは、新聞を写しても、学校の教科書を写しても、CDの歌を書いても、何でもよいのです。

【問】

 そこで質問なのですが、

 現在速記をものにしているあなたは

 どのような必要に迫られて速記を習得しましたか?

【答】

 私は、中学生のとき、

 「速記3週間」というタイトルの石村式速記法の本を手にしました。

 それからぼつぼつ速記の練習をして、

 高校に入ってから本格的に速記の練習を始めました。

 毎日朝、

 新聞の社説の全文を速記文字で書き写しました。

 大学受験と同時に、

 何か職業につかなければならないということで

 速記者養成所も受験し、養成所に合格したので、

 速記者の道に進むことになりました。

 ハードな練習のおかげで、速記技能検定試験の1級にも合格しました。

 私の場合、速記が生活の糧になったのです。

 もちろん、最初から、

 お金をもうけようとして速記の練習に取り組んだわけではありません。

 筆圧が強くて、どちらかというと字を書くのが遅かった私は、

 速く文字が書けるようになりたいと思って速記の練習に取り組んだのです。

 私が1級に合格した昭和49年1月には、

 東京の試験会場だけでも1級の受験者が91人いましたが、

 全国1位の成績を取ることができました。

 手が遅かった私でさえ1位を取れたわけですから、

 手の速い人が真剣に速記の練習に取り組めば、

 もっとすばらしい結果が期待できると思います。

 手が遅いからでしょうか、

 速記日本一を決める高速度速記競技会では、

 37年連続39回出場しましたが、まだ優勝できていません。

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