2010年3月13日土曜日

速記文字

速記文字

 私たちは、漢字、ひらがな、カタカナ、数字(0123456789)、alphabetなどの文字を使って生活している。
 これらの文字は、読んだり、書いたり、文章を作ったり、メモをとったりすることには使えるが、人の話をそのまま書き取ることはできない。
 そこで、人の話をそのまま書き取るために新たに考えられたのが、速記文字である。
 速記は、人間の文字文化の最高峰であり、人類が絶滅でもしない限り、なくなることはない。
 パソコンや携帯電話に直接入力して文章を作成することが多くなったが、手で文字を書くこともなくなることはない。
 紙と鉛筆しかないときは、手で書くしかない。
 学校の授業をパソコンでノートするというようなことも当たり前になるかもしれないが、手で書くことも大切である。
 私の場合は、パソコンや携帯電話で直接文章を作成するときもあるし、手で書いたものをパソコンに打ち込むときもある。
 普通の文字で書くときもあるし、速記文字で書くときもある。
 ケースバイケースで、そのときの状況によって使い分けている。
 スピードの速いものを書き取るには、速記しかない。
 普通の文字では、速記検定の6級ぐらいしか書けない。
 6級は、1分間80字のスピードである。1秒に1字強書くということである。
 何とか6級をひらがなやカタカナで書き取れたとしても、5級のスピードになると、ほとんどの人がギブアップしてしまう。
 5級は、1分間120字である。1秒に2字書くということである。
 これを普通の文字で書いた場合、5分間でくたくたになると思う。
 速記を習得すると、4級(1分間180字・1秒3字)、3級(1分間240字・1秒4字)、2級(1分間280字・1秒4.66字)、1級(1分間320字・1秒5.33字)、1分間360字・1秒6字、1分間420字・1秒7字くらいまで書ける。
 しかも、速記文字は、長時間書いても疲れない。高速度なら10分間でも疲れるかもしれないけれども、低速度なら、何時間書いても疲れない。
 それは、普通の文字は、ひらがな、カタカナでも平均3画以上なのに対して、速記は1音1画が原則だからである。
 速記文字の基本を覚えるだけで、普通の文字より3倍も速く書ける。
 普通の文字を用いて6級(1分間80字)が書ける人なら、速記文字を用いれば速記検定の4級(1分間180字)を書くことができるだろう。
 4級というと、相当なスピードであり、4級が書ければ、日常生活で不自由はしない。

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