2010年11月27日土曜日

速記記念日

 人的記録

 速記を書かないで速記録を作るという体制になって大分たちました。

 昭和49年、私は反訳の合理化に取り組み始めました。

 速記の改良はこれ以上なかなか難しいが、反訳の合理化はできるのではないかと思いました。

 「問題」とか「影響」とか「のであります」といったゴム印をいっぱい作って、反訳を簡略化する一方、シャープの市ヶ谷店に行って、コンピューターを使った文書作成機を作れないかと提案しました。そのころはまだ「ワープロ」という機械も概念も存在しませんでした。
 私がワープロを初めて買ったのは、昭和60年でした。シャープの書院を秋葉原で、22万円の1割引で、20万円で買いました。

 それから、反訳の合理化が一気に進んだわけですが、速記を書かなくなるということは全く想定しませんでした。
 人的記録である速記と、機械的記録である録音と、機械と人が一体になるパソコン・ワープロ反訳の融合によって、速記反訳業務がより速くより正確になるという考え方であり、速記が排除されることになるということは、全くの想定外でした。
 しかし、今後も人的記録である速記は必要であるという考え方に、今も変わりはありません。


アクセスカウンタ

 「速記の書き方」のアクセスカウンタが0になったことは、私も気付きました。
 しかし、これは、ホームページが更新されているからだと思っていました。
 たくさんの人に「速記の書き方」を読んでいただき喜んでいます。
 毎日50人ぐらいの人に読んでいただいています。
 今までに35778人の方に読んでいただくことができ、感謝しています。
 これからもよろしくお願いいたします。

 今月23日より、当ホームページ『速記の書き方』のアクセスカウンタに不具合が生じ、その数値がリセットされてしまうという障害が起こりました。
 サービスを提供しております「忍者ツールズ」からの告知は以下の通りです。

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【カウンター】障害情報 2010-10-24 08:56
障害復旧のお知らせ
10/23(土)23時29分頃より、一部の忍者カウンターのカウント数及び全設定がリセットされる障害が発生しておりました。
10/24(日)05時17分頃全設定は復旧致しましたが、23日(土)00時00分から24(日)05時17分頃までのカウント数データは復旧できませんでした。
ユーザーの皆様にはご不便ならびにご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
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 私自身が毎日の数値を記録していなかったので、現時点の数値は正確なものとはかなりの誤差が生じているかと思いますが、ご容赦ください。

 なお、「プロフィール」と「エッセー」を更新いたしましたので、ご確認願います。

 今年9月、京都で行われた速記科学研究会に出席いたしました。
 sokkiniichanがおられなかったので、ちょっと寂しかったです。(^^)

 では、また。
http://sokki.bufsiz.jp/


速記記念日

 10月28日は速記記念日です。

 日本の速記の普及は、1882年(明治15年)10月28日に行われた田鎖綱紀による速記講習会から始まりました。

 わずか128年前のことです。

 日本の速記の本格的な普及は、これからだと思います。


2010年10月16日【平成22年 高速度速記競技会 問題文】

 きょうは、エネルギーについてお話ししてみたいと思います。
 私たちが生活していく上で欠かせないエネルギーというのは、やはり石油でありましょう。この石油に関連しまして、最近、大きな事故が起こりました。アメリカのメキシコ湾におきまして、油田の施設が爆発し、海底にありましたパイプラインが壊れまして、たくさんの原油が海に流れ出したのであります。
 このような大きな爆発が起きたことによりまして、たくさんの被害が出ましたけれども、長期的には、自然環境への影響ということが心配されているところであります。加えて、海底油田というものの開発もおくれてしまうのではないかということも言われております。
 ここで、海底油田ということについて少し述べてみたいと思います。
 油田といいますと、中東などの産油国が思い出されるところでありますけれども、やはり陸上で開発されるものには限りがありますので、近年におきましては、陸上から海、海の中でも、比較的浅いところから始まりまして、だんだんと深いほうへと開発は進んでいきました。
 こういう中におきまして、ある程度の深さまで掘り進めていきますと、コストがかかり過ぎまして採算がとれないということもありましたけれども、さまざまな技術が進歩し、費用が抑えられるようになりました上に、原油価格の高騰ということもありまして、二〇〇〇年ごろからは一気に開発が進んだのであります。現在におきまして、このような海底からとれる石油というのは、全体の三割から四割にも達するというふうに言われております。
 しかし、一方で、石油というのは限りある資源でありますし、御存じのように、世界的には地球環境問題への対応が急がれるところであります。いかに環境に負荷をかけないようにして経済活動を続けていくかということで、各国におきまして、エネルギーに対するさまざまな研究、開発が進められているのであります。
 その中におきまして、クリーンなエネルギーとして注目を浴びておりますのが、再生可能エネルギーであります。
 この再生可能エネルギーというのは、自然の中で起こる現象から取り出せるエネルギーのことでありまして、繰り返して使うことができます。太陽のエネルギーを利用するものでありますとか、風力、バイオマスなどがこの分野に属します。
 そこで、太陽光発電というものについて考えてみます。
 皆さん御承知のとおり、太陽光発電というのは、太陽の光から得られたエネルギーを電力に変えて使っていくものであります。太陽の光があればどこでも発電ができるということで、次世代のエネルギーとして以前から注目を集めておりました。我が国は早くから開発を進めておりまして、世界の中でも高い技術力を持っています。また、これに関連する産業のすそ野も広いということで、雇用でありますとか経済の振興という面からも期待されているのであります。
 しかしながら、このエネルギーが一般に普及していくためには課題が残っています。
 その一つは、設置に際しましてコストがかかるということであります。これらのシステムにつきましては、自治体などからの助成もありますし、余った電力を買い取るという仕組みも始まりましたけれども、余り広まっていないというのが現状であります。
 また、技術的な問題としましては、取り込みました光を効率よく電力に変えていくということがなかなか難しいようであります。産業界などのますますの研究、開発によりまして、問題を解決していくことが望まれるところであります。
 しかるに、この効率をよくするということは、何も太陽光発電だけに限った話ではありません。あらゆる分野におきまして、いかにしてエネルギー効率を高めていくかということが大きな課題になっております。せっかく資源がありましても、それをうまく使えなければ、むだになってしまいます。限りある資源でありますし、つくり出すことが困難な資源だからこそ、上手に使っていかなければならないということなのであります。
 私たちが子供のころ、自分たちが大人になるころには石油はなくなっているかもしれないという話をよく聞きました。幸いなことに、そうはなりませんでしたけれども、現代は、いつエネルギー危機がやってきてもおかしくはない状況にあります。
 今後におきましても、世界的なエネルギー需要はますますふえることが予想されます。次の世代に暮らしやすい環境を引き継ぐためにも、エネルギーの問題について、私たち一人一人が真剣に考えていかなければならないのであります。(了)

2010年10月16日【平成22年 高速度速記競技会 問題文】

 きょうは、エネルギーについてお話しして
みたいと思います。 私たちが生活していく
上で欠かせないエネルギーというのは、やは
り石油でありましょう。この石油に関連しま
して、最近、大きな事故が起こりました。ア 100
メリカのメキシコ湾におきまして、油田の施
設が爆発し、海底にありましたパイプライン
が壊れまして、たくさんの原油が海に流れ出
したのであります。 このような大きな爆発
が起きたことによりまして、たくさんの被害 200
が出ましたけれども、長期的には、自然環境
への影響ということが心配されているところ
であります。加えて、海底油田というものの
開発もおくれてしまうのではないかというこ
とも言われております。 ここで、海底油田 300
ということについて少し述べてみたいと思い
ます。 油田といいますと、中東などの産油
国が思い出されるところでありますけれども
、やはり陸上で開発されるものには限りがあ
りますので、近年におきましては、陸上から 400
海、海の中でも、比較的浅いところから始ま
りまして、だんだんと深いほうへと開発は進
んでいきました。 こういう中におきまして
、ある程度の深さまで掘り進めていきますと
、コストがかかり過ぎまして採算がとれない 500
ということもありましたけれども、さまざま
な技術が進歩し、費用が抑えられるようにな
りました上に、原油価格の高騰ということも
ありまして、二〇〇〇年ごろからは一気に開
発が進んだのであります。現在におきまして 600
、このような海底からとれる石油というのは
、全体の三割から四割にも達するというふう
に言われております。 しかし、一方で、石
油というのは限りある資源でありますし、御
存じのように、世界的には地球環境問題への 700
対応が急がれるところであります。いかに環
境に負荷をかけないようにして経済活動を続
けていくかということで、各国におきまして
、エネルギーに対するさまざまな研究、開発
が進められているのであります。 その中に 800
おきまして、クリーンなエネルギーとして注
目を浴びておりますのが、再生可能エネルギ
ーであります。 この再生可能エネルギーと
いうのは、自然の中で起こる現象から取り出
せるエネルギーのことでありまして、繰り返 900
して使うことができます。太陽のエネルギー
を利用するものでありますとか、風力、バイ
オマスなどがこの分野に属します。 そこで
、太陽光発電というものについて考えてみま
す。 皆さん御承知のとおり、太陽光発電と 1000
いうのは、太陽の光から得られたエネルギー
を電力に変えて使っていくものであります。
太陽の光があればどこでも発電ができるとい
うことで、次世代のエネルギーとして以前か
ら注目を集めておりました。我が国は早くか 1100
ら開発を進めておりまして、世界の中でも高
い技術力を持っています。また、これに関連
する産業のすそ野も広いということで、雇用
でありますとか経済の振興という面からも期
待されているのであります。 しかしながら 1200
、このエネルギーが一般に普及していくため
には課題が残っています。 その一つは、設
置に際しましてコストがかかるということで
あります。これらのシステムにつきましては
、自治体などからの助成もありますし、余っ 1300
た電力を買い取るという仕組みも始まりまし
たけれども、余り広まっていないというのが
現状であります。 また、技術的な問題とし
ましては、取り込みました光を効率よく電力
に変えていくということがなかなか難しいよ 1400
うであります。産業界などのますますの研究
、開発によりまして、問題を解決していくこ
とが望まれるところであります。 しかるに
、この効率をよくするということは、何も太
陽光発電だけに限った話ではありません。あ 1500
らゆる分野におきまして、いかにしてエネル
ギー効率を高めていくかということが大きな
課題になっております。せっかく資源があり
ましても、それをうまく使えなければ、むだ
になってしまいます。限りある資源でありま 1600
すし、つくり出すことが困難な資源だからこ
そ、上手に使っていかなければならないとい
うことなのであります。 私たちが子供のこ
ろ、自分たちが大人になるころには石油はな
くなっているかもしれないという話をよく聞 1700
きました。幸いなことに、そうはなりません
でしたけれども、現代は、いつエネルギー危
機がやってきてもおかしくはない状況にあり
ます。 今後におきましても、世界的なエネ
ルギー需要はますますふえることが予想され 1800
ます。次の世代に暮らしやすい環境を引き継
ぐためにも、エネルギーの問題について、私
たち一人一人が真剣に考えていかなければな 1860
らないのであります。(了)1873字(句読点、一字あけ、(了)を含む)

 句読点も改行もないような文章は、読めたものではありません。
 速記録を作るとき、あるいは普通に作文をするときもそうですが、正しい文字を当てはめていくことが大切なことはもちろんですが、適切に句読点や改行を入れていくことも同じくらい大切なことです。
 句読点や改行も大切に考えるという立場に立つ私としては、句読点や改行の際の1字あけも字数に勘定すべきであると主張してきました。今もその気持ちは変わりません。
 句読点や一字あけも文字として勘定するもう一つの狙いは、字数計算を容易にすることで、問題作成を簡単にするということです。
 一人の速記者を育てるには、たくさんの問題作成と朗読が必要です。作成した文章から句読点や改行1字あけの分を取り除いて字数計算をするような手間のかかることをしても何の意味もありません。
 速記指導者の負担を軽くするためにも、正しい文章を書く習慣をつけるという意味からも、句読点や改行の際の1字あけも字数に勘定すべきであるというのが私の考え方です。


東京六大学野球

 2010秋季リーグ戦

 9月11日(土)慶大 15- 0 東大   法大  4- 2 早大
 9月12日(日)早大  4- 1 法大   東大  0- 4 慶大
 9月13日(月)法大  5- 6 早大

 9月18日(土)明大 5- 2 東大   法大  6- 2 立大
 9月19日(日)立大 1- 1 法大   東大  2- 7 明大
 9月20日(月)法大 2- 1 立大

 9月25日(土)慶大  8- 4 立大   早大  4- 2 明大
 9月26日(日)明大  1- 2 早大   立大  0- 0 慶大
 9月27日(月)慶大   -   立大   雨天中止
 9月28日(火)慶大  4- 4 立大
 9月29日(水)立大  8- 2 慶大
10月 5日(火)慶大  5- 3 立大

10月 2日(土)法大  2- 1 慶大   早大  2- 4 東大
10月 3日(日)東大  2- 7 早大   慶大  3- 4 法大
10月 4日(月)早大  7- 0 東大

10月 9日(土)法大   -   明大   東大   -   立大 雨天中止
10月10日(日)立大   -   東大   明大   -   法大 雨天中止
10月11日(月)法大  1- 4 明大   東大  0- 3 立大
10月12日(火)立大  7- 0 東大   明大  5- 8 法大
10月13日(水)明大  1- 0 法大

10月16日(土)明大  4- 0 慶大   早大  7- 3 立大
10月17日(日)立大  2- 3 早大   慶大  8- 0 明大
10月18日(月)明大  3- 4 慶大

10月23日(土)明大  5- 4 立大   東大 1-12 法大
10月24日(日)法大 11- 2 東大   立大 3- 0 明大
10月25日(月)明大 11- 7 立大

10月30日(土)早大   -   慶大
10月31日(日)慶大   -   早大

勝敗表  第7週10月25日現在

   早稲田慶 應 大法政大明治大立 教 大東京大試合勝利敗戦引分勝点  勝 率
早稲田………     ●○○○○ ○○   ●○○10 8 2 0 4 .800
慶應大   ……………●● ●○○○△△●○○○ 12 6 4 2 3 .600
法政大○●●○○   ………●○●○△○  ○○ 13 8 4 1 3 .666
明治大●● ○●●  ○●○………○●○  ○○ 13 7 6 0 3 .538
立教大●● ●△△○●●△●●○●……………○○ 15 4 8 3 1 .333
東京大○●●●●   ●● ●● ●●   ………11 110 0 0 .090

早稲田2勝0敗→(1)早稲田10勝 2敗 勝ち点5 勝率.833
        (2)法政大 8勝 4敗 勝ち点3 勝率.666
        (3)明治大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
        (4)慶應大 6勝 6敗 勝ち点3 勝率.500
        (5)立教大 4勝 8敗 勝ち点1 勝率.333
        (6)東京大 1勝10敗 勝ち点0 勝率.090

早稲田2勝1敗→(1)早稲田10勝 3敗 勝ち点5 勝率.769
        (2)法政大 8勝 4敗 勝ち点3 勝率.666
        (3)慶應大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
        (3)明治大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
        (5)立教大 4勝 8敗 勝ち点1 勝率.333
        (6)東京大 1勝10敗 勝ち点0 勝率.090

早稲田1勝2敗→(1)早稲田 9勝 4敗 勝ち点4 勝率.692
        (2)慶應大 8勝 5敗 勝ち点4 勝率.615
        (3)法政大 8勝 4敗 勝ち点3 勝率.666
        (4)明治大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
        (5)立教大 4勝 8敗 勝ち点1 勝率.333
        (6)東京大 1勝10敗 勝ち点0 勝率.090

早稲田0勝2敗+1勝→(1)早稲田 8勝 4敗 勝ち点4 勝率.666
           (2)慶應大 8勝 4敗 勝ち点4 勝率.666
           (3)法政大 8勝 4敗 勝ち点3 勝率.666
           (4)明治大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
           (5)立教大 4勝 8敗 勝ち点1 勝率.333
           (6)東京大 1勝10敗 勝ち点0 勝率.090

早稲田0勝2敗+1敗→(1)慶應大 8勝 4敗 勝ち点4 勝率.666
           (2)早稲田 8勝 4敗 勝ち点4 勝率.666
           (3)法政大 8勝 4敗 勝ち点3 勝率.666
           (4)明治大 7勝 6敗 勝ち点3 勝率.538
           (5)立教大 4勝 8敗 勝ち点1 勝率.333
           (6)東京大 1勝10敗 勝ち点0 勝率.090

順位可能性 早稲田→1位~2位
      慶應大→1位~4位
      法政大→2位~3位
      明治大→3位~4位
      立教大→5位決定
      東京大→6位決定



ご連絡 投稿者:ブラック 投稿日:2010年10月24日(日)20時55分9秒
 今月23日より、当ホームページ『速記の書き方』のアクセスカウンタに不具合が生じ、その数値がリセットされてしまうという障害が起こりました。
 サービスを提供しております「忍者ツールズ」からの告知は以下の通りです。

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【カウンター】障害情報 2010-10-24 08:56
障害復旧のお知らせ
10/23(土)23時29分頃より、一部の忍者カウンターのカウント数及び全設定がリセットされる障害が発生しておりました。
10/24(日)05時17分頃全設定は復旧致しましたが、23日(土)00時00分から24(日)05時17分頃までのカウント数データは復旧できませんでした。
ユーザーの皆様にはご不便ならびにご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
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 私自身が毎日の数値を記録していなかったので、現時点の数値は正確なものとはかなりの誤差が生じているかと思いますが、ご容赦ください。

 なお、「プロフィール」と「エッセー」を更新いたしましたので、ご確認願います。

 今年9月、京都で行われた速記科学研究会に出席いたしました。
 sokkiniichanがおられなかったので、ちょっと寂しかったです。(^^)

 では、また。
http://sokki.bufsiz.jp/

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