2009年7月26日日曜日

審議時間

 ことしは、国会が1月5日にスタートし、会期が延長された割には、審議時間は伸びなかった。

 いつも通常国会を終えると、審議時間は1000時間を超えるのだが、どういうわけか、ことしは850時間止まりだった。

 特に審議がストップしたわけでもないのに、審議時間が伸びなかったのは、なぜだろう。

 速記者が顔を出さなくなって、議員がやる気をなくしたからだろうか。

 速記者が目の前で必死で速記している姿を見れば、議員だって、よし俺もがんばるぞと、やる気が出るが、テレビから起こして速記録を作っているらしいということでは、議員の発奮材料にはならない。

 会議録の発行も遅れがちだった。

 まだ、昨年のが一部止まったままである。

 新議員会館の建設が順調に進んでいる。

 現議員会館の2倍くらいの高さになっている。

 床面積は2倍以上になるだろう。

 議員の定数が2倍になったのかと錯覚する。

 設備が良くなることは、結構なことである。

 今は、霞が関ビル並みの高層ビルが、あっちにもこっちにも存在する。

 国会施設だけが、貧弱である必要はない。

 先日、瀬田の神社とお寺を、久しぶりにお参りした。

 偶然、一人の先輩が、バイクを走らせ、平地となった養成所を見に来られていて、顔を合わせた。

 こんなちっぽけな養成所をつぶす一方で、豪勢な新議員会館が建設されている。

 日本の国は、豊かなのか、貧しいのか、どっちなんだろう。

 胸中、複雑である。

 わけがわからない。

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